2026年10月20日 12:54
日東工業とIBM、図面から見積情報を抽出
3行まとめ
- •日東工業が分電盤見積用AIアプリを開発
- •設備図面から回路・機器情報を抽出
- •10月から段階的に実業務で運用開始
詳細
背景
分電盤メーカーの日東工業は、顧客から受け取る設備図面をもとに見積を作成している。図面には回路情報や機器情報が含まれており、見積に必要な項目を読み取って整理する作業は、担当者が手作業で行う必要があった。図面の形式や記載方法も案件ごとに異なるため、業務の属人化や工数の負担が課題になっていた。
内容
日東工業は日本アイ・ビー・エム(日本IBM)の支援を受け、設備図面から分電盤の見積に必要な回路情報や機器情報を抽出するマルチモーダル生成AI活用アプリケーションを開発した。マルチモーダルとは、文字だけでなく画像など複数の種類のデータを扱える仕組みを指す。図面という画像中心の資料を読み取り、見積作成に必要な情報を取り出す用途に適用している。アプリケーションは10月から段階的に実業務での運用が始まっている。
今後の影響
実証段階を超えて実際の見積業務に生成AIが組み込まれた事例であり、製造業の図面読み取り業務にAIを適用する具体例となる。AI活用の業務基盤を構築した点から、他の業務への展開に向けた土台としても位置づけられる。図面を扱う設備・建材分野の企業にとって、見積業務の効率化を検討する際の参考になる。
なぜ重要か
製造業の見積業務で図面読み取りに生成AIを実運用する事例だが、特定企業の導入事例のため、多くの読者の判断への影響は限定的。
元記事を読む — AI Watch