2026年6月11日 09:00
OpenAI、EUのAI透明性行動規範を支持
Supporting Europe’s work in ensuring a trustworthy AI ecosystem
3行まとめ
- •OpenAIがEUの透明性行動規範を支持
- •AI生成コンテンツの来歴標準を推進
- •EU AI法第50条の義務化が背景
詳細
背景
EU(欧州連合)では、AI法(AI Act)第50条が定めるAI生成コンテンツの透明性義務の適用開始(2026年8月)を前に、欧州委員会が「AI生成コンテンツの透明性に関する行動規範(Code of Practice)」の策定を進めている。2025年11月に策定作業が始まり、同年12月に第1次ドラフトが公開された。規範は、誰がいつどのAIシステムでコンテンツを作成したかを示す来歴情報を、C2PAなどの標準を用いて機械可読な形でファイルに埋め込むことを求めている。
内容
OpenAIは今回、この行動規範への支持を表明した。同社はAI生成コンテンツの出所を示す来歴(provenance)標準の推進に加え、人々がAI生成コンテンツを見分け、理解できるようにするツールの整備を進めると説明しており、信頼できるAIエコシステムの確立に向けた欧州の取り組みを支援する姿勢を明確にした。
今後の影響
行動規範は2026年半ばの最終化が予定されており、AI法第50条の義務を実務に落とし込む技術的・組織的な指針となる。ドラフトでは単一の表示手法では不十分とされ、ウォーターマークやラベル付けを組み合わせた多層的な対応が示されており、OpenAIを含むAI提供企業には規範に沿ったコンテンツ表示の実装が求められる。
なぜ重要か
EU AI法の透明性義務の施行を前に、AI生成コンテンツの来歴表示が標準化へ進む。主要企業の対応方針はコンテンツ識別の業界実装に影響する。
元記事を読む — OpenAI Blog