2026年6月9日 09:45
Mercor CEO、Sequoiaの二重価格を批判
Mercor’s Brendan Foody calls out Sequoia, accusing it of ‘dual-pricing’ valuation tricks
3行まとめ
- •Mercor CEOがSequoiaの評価操作を批判
- •同一株式に2つの価格を付け高評価額を演出と主張
- •Sequoia側は慣行を否定し反論
詳細
背景
AI人材プラットフォームMercor(評価額100億ドル)の共同創業者ブレンダン・フーディ氏が、大手VCのSequoiaを名指しで批判した。同氏が「dual-pricing(二重価格)」と呼ぶ手法では、VCが同一ラウンドの同じ株式に2つの価格を付け、資金の大部分を低い優遇価格で投資しつつ少額を大幅に高い価格で投資する。これにより高い評価額を「見出し」として公表しながら、実際の平均取得価格を低く抑えられる。
内容
具体例として、IT自動化スタートアップServalはSequoia主導の7,500万ドルのシリーズBで評価額10億ドルと公表されたが、その数日前のシリーズA延長では評価額は4億ドル未満だった。AI市場調査企業Aaruも評価額10億ドルと公表される一方、主要投資家Redpointは4億5,000万ドルの評価で投資していた。Sequoiaのショーン・マグワイア氏はこれに反論し、同様の事例は7年間で約5回にとどまり、競合投資家が支払う高値との差を調整する市場メカニズムだと説明した。
今後の影響
記事は、二重価格が従業員のストックオプションの価格設定やエンジェル投資家への情報開示の面で問題を生むと指摘している。AIスタートアップの巨額評価が相次ぐ中、公表評価額と実際の取得価格の乖離が表面化した事例となった。
なぜ重要か
AIスタートアップの公表評価額が実際の投資価格と乖離する手法が名指しで指摘された。評価額報道の信頼性を見直す材料となる。
元記事を読む — TechCrunch AI