2026年10月14日 16:53
ジャック・クラーク氏「AIがAI開発、2027年に50%超」
3行まとめ
- •AIが後継を訓練できる確率は2027年に50%超
- •年初の予測から前倒し、東大で講演
- •RSI実行は「片道切符」と警告
詳細
背景
Anthropic共同創業者のジャック・クラーク氏が東京大学で講演した。テーマは、AIが自らの後継となるAIを訓練する「再帰的自己改善(RSI)」の実現時期とその影響である。RSIはAI開発の速度や構造を根本から変え得る概念として、AI安全性の議論で重視されている。
内容
クラーク氏は、AIが自らの後継を訓練できるようになる確率について、2027年に50%を超えるとの見方を示した。この予測は年初に示していた見立てより時期を前倒ししたものである。一方で、RSIを実際に実行することは「片道切符」だと表現し、一度踏み出すと元には戻れない性質を持つと強調した。実行を許すかどうかは技術の問題ではなく、社会が選択すべき事項だとも述べた。
今後の影響
AI開発の最前線にいる企業の幹部が、予測時期を前倒ししたうえで社会的な合意形成の必要性を訴えた点は、AIガバナンスの議論に関わる。企業や政策担当者にとっては、AIの自律的な開発能力に対する規制やルール作りの議論が進む背景として押さえておくべき発言である。
なぜ重要か
Anthropic幹部がAIの自己改善の実現時期を前倒しし、実行の可否を社会が決めるべきと述べた。ただし新製品や政策の発表を伴わない講演である。
元記事を読む — ITmedia AI+