2026年6月12日 07:00
AIデータセンター電力不足、真因は送電網
3行まとめ
- •電力不足の真因は発電でなく送配電網
- •Gartnerがデータセンター建設遅延を指摘
- •26年の電力需要は前年比26%増と予測
詳細
背景
ガートナージャパンは、電力供給の遅れがデータセンター建設に影響を与えていると指摘した。生成AIの普及でAIサーバーの電力消費は急増しており、ガートナーは2026年の世界のデータセンター電力需要を前年比26%増の565TWh(テラワット時)と予測している。
内容
ただし、ボトルネックは発電能力そのものではない。課題は送配電網の制約にあり、データセンター事業者と電力インフラ管理者の間で電力配分や系統接続の見通しが立たない「不確実性」が建設の足かせになっている。発電所を増設しても、変電所や送電線といった配電インフラの整備が追いつかなければ、データセンターに電力を届けることはできない。
今後の影響
AIサーバーの電力需要拡大が続く中、日本でも東京電力がデータセンター向けの電力供給確保や変電設備などのインフラ整備を進めている。今後は発電量の増強だけでなく、送配電網への投資と系統接続調整の迅速化が、データセンターの立地と建設スピードを左右する要因となる。
なぜ重要か
AI普及の制約が発電量でなく送配電網にあると分かり、データセンター投資やAIサービスの供給力を見通す手がかりになる。
元記事を読む — ITmedia AI+