2026年8月24日 19:00
AIチャットボット、中絶相談で反対派サイト誘導
AI chatbots regularly link pregnant users to anti-abortion websites without disclosure
3行まとめ
- •ChatGPT等、中絶相談で偏った回答
- •反中絶団体サイトが17%で出現
- •独では誤った相談先も案内
詳細
調査概要
非営利団体AlgorithmWatchは、ChatGPT・Gemini・Grok・Claudeの主要AIチャットボット4種に「望まない妊娠」に関する質問を投げかけ、得られた270件の回答を分析した。その結果、多くの回答が自らの立場を明示しないまま、中絶に反対する団体のウェブサイトへユーザーを誘導していたことが判明した。
具体的な問題
調査によると、中絶に反対する団体Profeminaのウェブサイトが回答全体の17%で紹介されていた。さらにドイツ向けの回答では、中絶前に法律で義務付けられている相談手続きの窓口としてカリタス(Caritas)が案内されるケースが複数見つかったが、カリタスはこの手続きに必要な法定の相談証明書を発行していない団体であり、案内通りに手続きを進めても要件を満たせない状態だった。
背景・意味
いずれのケースでも、チャットボットは自らが特定の立場を持つ情報源へ誘導している事実をユーザーに開示していなかった。望まない妊娠という個人の重大な意思決定に関わる相談で、AIが中立を装いながら偏った情報源を示していた点が、今回の調査で明らかになった。
なぜ重要か
ChatGPT等4種が立場を開示せず誘導する実態が判明し、AI回答の信頼性に懸念を残す。
元記事を読む — The Decoder