2026年9月29日 08:30
CAEソフトに「最大応力は?」に答えるAI搭載
3行まとめ
- •アライドエンジニアリングがCAE新版発売
- •自然言語で解析結果を質問できるAI搭載
- •位相最適化や接触解析の精度も向上
詳細
背景
アライドエンジニアリングは、構造解析(CAE)ソフト「ADVENTURECluster」の新版を2026年10月1日にリリースする。CAEソフトは製品設計時の強度や振動特性をシミュレーションで検証するツールだが、解析条件の設定や結果の読み解きには専門知識が必要で、操作の習熟に時間がかかる点が課題とされてきた。
内容
新版「ADVENTURECluster2026」は、自然言語による指示だけで解析条件の設定から実行、結果確認までを自動化する「AI Expert」機能を搭載した。「最大応力はどこか」といった質問を投げかけるだけで、AIが解析結果を読み解いて回答する。あわせて、形状を軽量化する位相最適化の計算時間短縮、固有振動数を考慮した最適化への対応、大規模モデルへの適用範囲拡大、部品同士が接触する状態を扱う接触解析の高精度化も行われた。
今後の影響
専門ソフトの操作を自然言語で代替する動きは製造業のCAE分野にも広がっており、これまで解析専任者でなければ扱えなかった作業を設計者自身が担いやすくなる。人手不足が続く製造業の設計・解析現場において、業務の分担や教育コストを見直す一つの材料になる。
なぜ重要か
専門知識が要るCAE解析を自然言語AIが代替する動きの一例だが、対象は製造業の一部専門部門に限られる。
元記事を読む — ITmedia AI+