2026年6月5日 06:00
住友ゴムと富士通、タイヤ解析AIで45分を5分に短縮
3行まとめ
- •住友ゴムと富士通がタイヤ予測AIを共同開発
- •解析時間を約45分から約5分に短縮
- •約60万要素規模の解析を実現
詳細
背景
住友ゴム工業と富士通は、タイヤの性能をAIで予測する「AIサロゲートモデル」を共同開発した。タイヤ開発では有限要素法(FEM)による構造解析が広く用いられるが、計算規模が大きく解析に時間がかかることが長年の課題だった。両社はこの解析プロセスの一部をAIで代替し、開発の効率化を目指す。
内容
実証実験では、タイヤの変形挙動の予測において、従来約45分かかっていた解析時間を約5分へと大幅に短縮した。さらに約60万要素規模の大規模解析にも対応し、精度を保ちながら高速な予測を実現したとしている。AIサロゲートモデルは、物理シミュレーションの結果を学習し、重い計算を近似的に置き換える手法である。
今後の影響
解析時間の短縮は、タイヤ設計における試行回数の増加と開発サイクルの短縮につながる。製造業のシミュレーション領域へAIを応用する取り組みの一例であり、両社は今後、実用化に向けた検証や適用範囲の拡大を進めるとしている。
なぜ重要か
FEM解析をAIで代替し45分を5分に短縮した実証例。製造業のシミュレーション効率化にAIを活用する動きの一つ。
元記事を読む — ITmedia AI+