2026年4月20日 13:50
スクエニがマンガ写植指定をAIで効率化
3行まとめ
- •スクエニがマンガ写植指定をAI支援で効率化
- •フォント・配置の候補をAIが自動提案
- •試用編集者の100%が継続利用を希望
詳細
背景
マンガの写植指定とは、吹き出し内のセリフに対して最適なフォント・文字サイズ・スタイル・配置を決める作業のことで、従来は熟練の編集者が経験と感覚に基づいて手動で行っていた。この作業はストーリーの雰囲気やキャラクターの感情表現に直結するため、高いスキルと時間が必要とされる。スクウェア・エニックスはこの煩雑な作業の効率化を目的にAIシステムの開発・試験運用を実施した。
内容
開発されたAIシステムは、マンガのストーリーの流れやセリフが持つ感情(怒り・喜び・緊張など)を分析し、それに合った最適なフォントやサイズ、スタイル、配置の候補を編集者に提案する。完全自動化ではなく編集者が最終判断を下す設計で、AIは選択肢の絞り込みを担う。試用した編集者の100%が「継続利用したい」と回答し、実際の業務効率化への貢献が確認された。
今後の影響
マンガ制作現場でAI活用が進むことで、編集者はより高度なクリエイティブ判断や作家とのコミュニケーションに時間を充てられるようになる。大手出版・ゲーム企業がこうした内部ツールのAI化を推進することで、出版業界全体での業務効率化の取り組みが加速するきっかけとなる事例だ。
なぜ重要か
大手出版社によるマンガ制作工程へのAI組み込みの具体例。クリエイティブ業務の一部自動化モデルを示す。
元記事を読む — ITmedia AI+