2026年7月13日 12:00
SLMとはスマホで動く小型言語モデル
3行まとめ
- •SLMはスマホ内で動く小型言語モデル
- •クラウド不要でプライバシーを保護
- •iPhoneやGalaxy等に搭載が広がる
詳細
背景
近年、iPhone、Galaxy、Pixelなどのスマートフォンに「オンデバイスAI」機能が相次いで搭載されており、端末内部でAI処理を行う技術への注目が高まっている。この端末内AIを支えているのが「SLM(Small Language Model)」と呼ばれる小型言語モデルだ。ChatGPTなどで知られるLLM(大規模言語モデル)を小型化したものであり、クラウドに頼らず端末単体で動作できる点が大きな特徴となっている。
特徴
SLMはLLMと比べてパラメータ数が少なく、モデルサイズが小さいため、スマートフォンやPCといった一般的なデバイスのCPU・GPU・NPUで動作させることができる。クラウド接続が不要なため、テキストや音声などの個人データが外部サーバーに送信されず、プライバシーを守りやすい。また、通信環境に左右されずリアルタイム処理が可能なため、応答速度が速く、オフライン環境でも利用できる。消費電力も抑えられるため、バッテリーへの負担が少ない。
今後の展望
スマートフォンメーカーがこぞってSLMを搭載したAI機能を前面に打ち出していることから、端末内AIは標準機能として普及しつつある。一方でSLMはLLMと比べて処理できるタスクに限界があり、複雑な推論や大量データの処理ではクラウドとの使い分けが必要になる場面もある。用途に応じたSLMとLLMのハイブリッド活用が今後の主流となる。
なぜ重要か
SLMはスマートフォンのオンデバイスAI機能を支える小型言語モデルで、プライバシー保護とオフライン処理を両立する端末内AI時代の基盤技術だ。
元記事を読む — AI Watch