2026年8月1日 19:40
ミュンヘン地裁がSunoに著作権侵害認定
German court rules AI music generator Suno violated copyrights, rejects fair use defense
3行まとめ
- •ミュンヘン地裁がSunoに著作権侵害認定
- •学習・生成の両方で侵害と判断
- •TDM例外・フェアユース主張を退ける
詳細
背景
ドイツ・ミュンヘン地方裁判所は、AI音楽生成サービスSunoが著作権を侵害しているとの判決を下した。訴訟では、Sunoのモデル学習に使われた楽曲データと、生成された音楽の出力の両方が争点となった。ドイツの著作権法にはテキスト・データマイニング(TDM)を目的とした著作物利用を認める例外規定があるが、裁判所はSunoの利用がこの例外の適用範囲を超えると判断した。
内容
裁判所はさらに、Suno側が主張した米国のフェアユース(公正利用)の抗弁も退けた。審理の過程で、Sunoのモデル内に少なくとも6曲が再現可能な形で保存されていることが確認され、これが学習段階だけでなく出力段階でも著作権侵害が成立するとの判断の根拠となった。単なるスタイルの模倣ではなく、具体的な楽曲データがモデル内部に事実上複製されている点が重視された形だ。
今後の影響
今回の判決は確定判決ではなく、上訴などにより結論が変わる余地が残る。学習段階と出力段階それぞれでの侵害認定に関わる重要な論点は、今回の判決でも未解決のまま残されている。
なぜ重要か
AIモデルの学習・生成出力双方の著作権侵害を欧州裁判所が認定し、生成AIサービスの法的リスクが増す。
元記事を読む — The Decoder