2026年7月31日 01:57
Mastercard、ボット購入時代の不正検知に苦慮
Mastercard spent decades training its fraud system to see bots as thieves. Now bots are the ones doing the buying.
3行まとめ
- •AIエージェント購入で誤検知急増
- •Mastercardが不正検知ルール見直し
- •年175億件の取引を瞬時に判定
詳細
背景
Mastercardは長年、不正利用検知AIシステムにおいてボットによる購入行動を「詐欺の兆候」として学習させてきた。年間175億件にのぼる取引を0.1秒未満で審査する同社のリスク判定エンジンは、人間らしくない機械的な購入パターンを不正のシグナルとして扱ってきた。
内容
しかし生成AIの普及に伴い、ChatGPTやCodexなどのAIエージェントがユーザーに代わって買い物を代行する「エージェントコマース」が急速に広がっている。米メンローパークで開催されたVB Transform 2026(2026年7月14日)で、Mastercardの最高AI・データ責任者グレッグ・アルリッチ氏は、正当なAIエージェントによる購入とボットによる不正購入を区別する必要性が生じたと説明した。従来のルールベースの不正検知モデルでは、両者を見分けることが困難になっているという。
今後の影響
Mastercardは今後、AIエージェントによる購入を前提とした新たな不正検知の仕組みづくりを迫られる。決済インフラ全体でエージェントコマースへの対応が課題となり、他の決済ネットワークやオンライン小売業者にも同様の見直しが波及する可能性がある。
なぜ重要か
AIエージェント購入の急増で不正検知AIの前提が崩れ、決済業界全体の見直しが迫られる。
元記事を読む — VentureBeat AI