2026年6月24日 14:30
KDDI、6G向けデジタルツインRAN構築を共同検討
3行まとめ
- •KDDIら5社が6G向けAI駆動ネットワーク基盤を共同検討
- •実ネットワークを仮想空間に再現するデジタルツインRAN
- •安全な検証環境でAI自律運用を効率的に評価
詳細
背景
KDDIとKDDI総合研究所は、NVIDIA、Keysight、Samsung Research Americaの3社と協力し、6G時代に向けたAI駆動ネットワークの共同検討を2026年6月23日から開始した。従来のネットワーク管理では実機を用いたテストに多大なコストと時間がかかるという課題があり、より効率的かつ安全な検証手法が求められていた。
内容
今回構築を目指す「デジタルツインRAN(high-fidelity Digital Twin RAN)」は、実際の無線アクセスネットワーク設備を仮想空間に高精度で再現する技術だ。この仮想環境上でAI駆動のネットワーク最適化アルゴリズムや自律運用ロジックを検証することで、本番インフラへの影響なしに開発・評価サイクルを高速化できる。NVIDIAのGPU基盤やKeysightの計測技術、Samsung Research Americaの無線技術が組み合わさる形で実現を目指す。
今後の影響
6G時代には大量のIoT機器や自動運転、拡張現実など多様なサービスへの対応が求められ、ネットワーク管理のAI化・自律化が不可欠となる。デジタルツイン技術の確立により、次世代通信インフラの開発コスト削減と安全性向上が見込まれる。ただし6Gの商用化は2030年代以降と見込まれており、今回の発表はその準備段階となる共同検討の開始にとどまる。
なぜ重要か
KDDIら5社が6G向けAI自律ネットワーク管理の検証基盤構築へ動き出した。商用化は2030年代以降だが、通信インフラのAI化の方向性を示す動向として注目される。
元記事を読む — AI Watch