2026年7月3日 09:00
JSTAMPにAI搭載、プレス成形の精度向上
3行まとめ
- •JSOLがJSTAMPにAI機能を追加搭載
- •実機とシミュレーションの形状差を学習
- •高強度鋼板のスプリングバック予測が改善
詳細
背景
JSOLは、プレス成形解析ソフトウェア「JSTAMP」にAI機能を新たに搭載した。プレス成形は自動車部品など金属加工の基本工程であり、高強度鋼板を用いる際には「スプリングバック」と呼ばれる加工後の形状戻り現象が精度低下の大きな課題となっていた。従来のシミュレーションでは実際の製品との形状誤差が残ることが多く、試作コストの増大や開発期間の長期化を招いていた。
内容
今回搭載されたAI機能は、実機トライ(実際の金型による試し打ち)とシミュレーション結果の形状差を学習データとして取り込み、誤差を自動補正する仕組みを持つ。これにより、シミュレーションの予測精度が向上し、実際の製品形状により近い解析結果を得られるようになる。特に近年の自動車軽量化ニーズを背景に需要が高まっている高強度鋼板の成形予測への対応が主眼に置かれている。
今後の影響
製造業における金型設計や工程設計の現場では、シミュレーションと実機の乖離を埋めることが長年の課題だった。AIによる補正機能の導入で試作回数の削減や開発コストの低減が見込まれ、製造プロセスのデジタル変革(DX)を推進する具体的な事例となる。自動車・金属加工業界でのシミュレーション精度向上の取り組みとして注目される。
なぜ重要か
製造業のプレス成形シミュレーションにAIを活用し、実機との誤差を自動補正することで試作コスト削減が見込まれる事例。
元記事を読む — ITmedia AI+