2026年6月30日 10:33
博報堂DY、World ID活用し人間限定広告の新会社
3行まとめ
- •博報堂DYがAIボット排除の広告新会社を設立
- •虹彩認証World IDで人間であることを証明
- •デジタル広告の不正インプレッション対策
詳細
背景
デジタル広告業界では、AIボットやクローラーが広告を自動クリックする「クリック詐欺」や不正なインプレッション(広告表示)が深刻な問題となっている。広告主は実際には人間ユーザーに届いていない広告費を大量に支払っており、デジタル広告全体の信頼性を損なう課題として業界全体が対策を模索してきた。
内容
博報堂DYホールディングスは、AIボットを排除して「人間にだけ届く」広告配信を実現するための新会社を設立した。活用する技術は、OpenAIのサム・アルトマン氏らが共同発明した虹彩認証技術「World ID」だ。専用デバイス「Orb」で虹彩をスキャンし、個人情報を特定することなく「この人物が実在する人間である」ことだけをブロックチェーン上で証明できる仕組みで、広告閲覧時にWorld IDを照合することでボットによるアクセスをリアルタイムで排除する。
今後の影響
新会社の仕組みにより、広告主は確実に人間ユーザーにのみ広告費を投じることが可能となる。博報堂DYの取り組みは、World IDを広告業界に本格応用した先行事例として注目されており、人間認証技術を広告テクノロジーに組み込む新たなアプローチを示している。
なぜ重要か
AIボットによる不正広告インプレッションを虹彩認証で排除し、人間のみに届く広告配信を実現する新アプローチで、デジタル広告の信頼性向上に貢献する。
元記事を読む — ITmedia AI+