2026年5月11日 17:27
EricsonとKDDI、AI通信最適化の大規模実証に成功
3行まとめ
- •EricsonとKDDIがAI通信最適化を実証
- •4G・5Gで上り通信の性能向上を確認
- •自律型ネットワークレベル4へ前進
詳細
背景
通信ネットワークでは、複数のセルからの電波干渉がアップリンク(上り通信)の品質を低下させる課題がある。エリクソンはAIを活用してこの干渉を自動的に最適化するrAppを開発し、KDDIの商用ネットワーク上で大規模なフィールドトライアルを実施した。通信品質の安定化はユーザー体験に直結するため、通信事業者にとって重要な技術課題となっている。
実証内容
エリクソンのAI駆動型アップリンク干渉最適化(UIO)rAppをエリクソン・インテリジェント・オートメーション・プラットフォーム(EIAP)上で稼働させ、4Gと5Gのライブネットワーク全体で予測可能なアップリンク性能の向上を実証した。AIがネットワーク状況をリアルタイムに分析し、干渉を予測・制御することで安定した通信品質を実現している。
今後の展望
今回の実証成功により、ネットワーク運用の自動化段階を示す「自律型ネットワークレベル4」への準備が整ったことが確認された。レベル4ではAIがネットワークの監視・分析・最適化を自律的に実行し、人間の介入を最小限に抑えた運用が実現する。通信業界全体でAIによるネットワーク運用自動化の動きが加速している。
なぜ重要か
AIによる通信ネットワークの自動最適化技術が商用環境で有効性を実証し、自律型ネットワーク実現に向けた具体的な進展となった。
元記事を読む — AI Watch