2026年9月18日 07:00
経営「AIで早く帰って」社員は帰らない DeNAの葛藤
3行まとめ
- •経営「AIで早く帰って」と促す
- •社員「早く帰らない」と抵抗
- •DeNAは工数最大9割減も浸透に苦慮
詳細
背景
DeNAでは生成AIの活用が進み、一部業務では工数が最大9割減少するなど大きな効率化の成果が出ている。経営陣はこうして生まれた時間を社員に還元しようと、「AIでラクをして早く帰ってほしい」と呼びかけてきた。
内容
しかし現場の反応は経営の思惑とは異なる。AIによって作業時間の余裕が生まれても、多くの社員は早く退社せず、空いた時間を別の業務に充てる傾向が続いている。一方で「AIのせいで仕事が増えた」と感じる社員の声もあり、削減されたはずの工数がどこに消えているのかが見えにくい状態になっている。工数削減という数字上の成果と、実際の労働時間や働き方の変化との間には大きなギャップが生じている。
今後の影響
AI導入による効率化の成果を、実際の労働時間短縮や柔軟な働き方につなげるには、業務評価や人員配置の見直しなど制度面での対応が欠かせない可能性がある。DeNAのケースは、AI活用を掲げる他の企業にとっても、効率化の成果をどう社員に還元し、働き方改革へと結び付けていくかという共通課題を浮き彫りにしている。
なぜ重要か
AI活用で工数を大幅削減しても労働時間短縮に直結しない実態を示し、他社にも共通する運用課題を浮き彫りにした。
元記事を読む — ITmedia AI+