2026年10月17日 23:42
Claude、NSA暗号の25年来の謎を解明
Anthropics' Claude cracks a 25-year-old NSA cryptography mystery in under 30 minutes
3行まとめ
- •Claudeが25年来のNSA暗号の謎を30分未満で解明
- •NIST標準曲線のシードはlrand48由来と判明
- •意図的なバックドアの可能性が低下
詳細
背景
NIST(米国標準技術研究所)が定めるデジタル署名用の標準楕円曲線には、NSA(米国家安全保障局)が提供した「シード」と呼ばれる値が使われている。このシードの由来は説明されないままだった。そのため、曲線にバックドア(意図的な裏口)が仕込まれているのではないかという疑念が、約25年にわたり暗号研究者の間で持たれてきた。
内容
AnthropicのAIモデルClaudeが、このシードの由来を30分未満で突き止めたと報じられている。シードはC言語の単純な乱数生成器「lrand48」から得られた値だった。シードの出どころが特定されたことで、特殊な構造を狙って値を選んだ可能性は大きく下がり、意図的なバックドアが存在する見込みは低くなった。
今後の影響
長年解けなかった暗号の謎をAIが短時間で解いたことは、暗号分析や過去の標準規格の検証にAIを使える実例となった。標準化プロセスの透明性や、公開された仕様の再検証という領域で、AIの活用が進む契機になる。
なぜ重要か
長年疑われてきた暗号標準のバックドア疑惑にAIが短時間で答えを出し、暗号の検証や研究にAIが実用的な力を持つことを示した。
元記事を読む — The Decoder