2026年8月21日 06:00
カルビーが全社最適化AI「C-BOSS」開発
3行まとめ
- •カルビーが全社最適化AI「C-BOSS」開発
- •ばれいしょ収量の限界に対応
- •現場定着で攻めの経営へ転換
詳細
背景
カルビーの主力商品「ポテトチップス」や「じゃがりこ」に欠かせないばれいしょ(ジャガイモ)は天候や作付面積に左右され、収穫量に限界がある。従来は生産状況を把握してから対応する後手の意思決定が続き、需給のミスマッチや機会損失が課題となっていた。こうした状況から脱却するため、同社はデータに基づいて先回りで動く「攻めのサプライチェーン」への転換を目指した。
内容
カルビーは外部ベンダーに頼らず、全社最適化シミュレーター「C-BOSS」を自社開発した。原料調達から生産、物流、販売までのサプライチェーン全体をAIでモデル化し、収量変動や需要予測を踏まえたシミュレーションを行うことで、意思決定の精度とスピードを高める狙いがある。開発にあたっては、現場の担当者がシステムを実際の業務に定着させられるかという壁を越えることが最大の課題だったという。
今後の影響
C-BOSSの本格運用により、収穫量の変動といった制約要因を前提としつつも、需給のズレを事前に予測し対応できる体制の構築が期待される。食品メーカーにおけるAI活用の具体例として、原料制約の強い業界での応用が今後の焦点になる。
なぜ重要か
カルビーが自社開発AI「C-BOSS」でサプライチェーンを最適化する事例。原料制約業界でのAI活用の参考になる。
元記事を読む — ITmedia AI+