2026年7月2日 08:00
「AI効率化」だけの製造業はサプライチェーンで敗北
3行まとめ
- •AI効率化だけではサプライチェーン競争で後れを取る
- •ローランド・ベルガーが製造業AI戦略の課題を指摘
- •戦略的AI活用でサプライチェーン競争力の強化が必要
詳細
背景
MONOistが開催したセミナー「MONOist AI Forum 2026 本格実装フェーズに入った製造業AI、現場課題解決の最前線」において、経営コンサルティング大手ローランド・ベルガーのパートナーである小野塚征志氏が登壇した。製造業分野のAI活用が本格的な実装フェーズに突入した現状を踏まえ、現場の課題解決に向けた最前線の知見が共有された。
主な指摘
小野塚氏は、多くの製造業企業が「AIによる業務効率化」を最終的な目標に据えたままにとどまっている現状の限界を指摘した。コスト削減や作業自動化だけに的を絞ったAI活用は、競合他社も同様の取り組みを進める中では差別化要因にはなり得ない。単なる業務プロセスの改善では、サプライチェーン全体の競争力強化には繋がらないと警告した。
今後の課題
製造業各社がAI投資で競争優位を獲得するには、需要予測・調達最適化・在庫管理・物流効率化など、サプライチェーン全体の意思決定を支援する戦略的な領域へのAI応用が求められる。業務効率化フェーズを超え、AIを競争戦略の中核に据えた設計への転換が重要課題として示された。
なぜ重要か
製造業のAI活用が「効率化止まり」では競合との差別化にならない。サプライチェーン戦略への応用が次の焦点。
元記事を読む — ITmedia AI+